こんにちは首藤です。
いよいよ黄砂の季節です。
花粉拡散が収束しそうになったら今度は黄砂の襲来です。
花粉症で且つ目の弱い人からすると、正に弱り目に祟り目です。
売買の少ない市街化調整地域の土地登記に多く見受けられる現象があります。
戦前から贈与や相続を繰り返していても、そのたび毎に抵当権の整理手続きを
していなかったため、昭和初期の抵当権設定がそのまま残ってしまっている事案です。
既に存在しない金融機関でも、それなりの規模の金融組織であれば吸収合併を経ても
何らかの形で事務は継承されています。
しかし戦前に農村負債整理組合法で組織された共助組合は、
役目を終えて解散したものも、又そのまま休眠したものもありました。
多くは無限責任○○村負債整理組合という名称が多いようです。
問題は、休眠した組合の共同担保債権の抵当権設定が残っている土地の売買です。
その頃の理事であった関係者は、既に優に100歳を超えて
鬼籍に入られている方がほとんどだと思います。
その処理は、なかなか大変な整理事務作業だと思います。
市街化調整地域での土地売買を考えておられる方は、
一度そのあたりの確認をお勧めします。
首藤でした。