こんにちは首藤です。
ここしばらく天候不順の予報が出ております。
花粉症の方々には雨天の方が楽なのでしょうか。
さて、今回は分家住宅についての8回目です。
市街化調整地域にご実家のある方の中には、市街化調整地域での家づくりに
挑戦してみようという方もいらっしゃるかもしれません。
条件さえクリアーできれば不可能ではありません。
お近くであればお手伝いも致します。
しかし、ここでちゃぶ台返しにもなりそうなお話をしておきます。
市街化調整地域での建築はとても属人性の強い制度です。
一般に建築をする場合は、建築予定地が建築基準法を満たしていれば
その方の氏素性は関係ありません。
しかし分家住宅や農家住宅は、その方だから建築が許可されるという例外的な対処です。
従って売買や借家化については大きな制限があります。
すなわち、特段の事情がなければ建築確認取得後5年間はその建物の売買は勿論
他人に貸すことも出来ません。
ただ20年を経過するとようやく売買の許可申請が出来ます。(用途変更願いといいます)
平穏に暮らす分には問題が無いようにありますが、金融機関側からすると
他への売却に制限のある建物は、担保価値に大きな制限があることになります。
金融機関によっては融資に二の足を踏む事態も考えられます。
ここでアドバイスですが、地元に密着した○○信用金庫やJA系列の金融機関が
幾分か対応が緩やかかもしれません。
事前に、ご相談されることをお勧めいたします。
首藤でした。