こんにちは首藤です。
「崖条例って?」次回予告をして随分と時間が経過しています。
前回の最終予告行は
「次回は、建物基礎を堅固な擁壁として、建物と一体化する対応策について
考察したいと思います。」
でした。
この間、担当部署とのあれこれのやり取りが続いていましたが、
ようやく方向性が出てきましたので
今回の投稿となった次第です。
担当者は、レッドゾーンや崖条例に対する考え方を記述した
今は廃版となってしまった県のバイブルをお持ちでした。
しかし挿絵も、一般の木造住宅の基礎周囲の有り様としてはいかにも奇形です。
担当者もさすがに「ここまで必要とは今回は思えないのですが・・」と言葉を濁していました。
ここで当方が提案したのが「門・塀」に係る擁壁設置です。
シンプルな図面から配筋を記入した図面など幾通りもの図面のやり取りをして、
ようやくこの手法であればという承認を得ることが出来ました。
そこに至るには担当者からの
1つのサジェスチョンがありました。
「崖の頂点から水平に出した線の30度の外に擁壁の頂点があれば・・」
各市各自治体によって、この「安息角」の表し方や数値は異なっています。
しかしこの数値を担当者の口から聞いた時が、何とかなりそうだという感触を得た瞬間でした。
それでもこの工事は、小さくとも開発行為の一環としての取り扱いになります。
この開発申請が認められて初めて建築確認の提出となるわけです。
次回にもう少し進展した状況をご報告いたします。
首藤でした。