こんにちは首藤です。
日中、上着を脱ぐことも多い時候になりました。
景色も心なしか明るく感じます。
今日は、前回のJIOのご紹介の続きです。
その際に、JIOの実態は保険会社ですと紹介しましたが、誤解の無いように説明しますと
JIOが保証する対象事故はあくまでも建物そのものの補修であって、
その事故に基づく身体的被害は対象ではありません。
例えば、建物本体の瑕疵により雨水が侵入しカビの発生があれば、
この雨水侵入原因は保険対象ですが、発生したカビによって発生した病変は対象外です。
あくまでも建物に対する保証であることを念頭においてください。
一般の保険と違う点を述べてみます。
一般的に保険会社からの保険金支払いは、建物所有者に直接支払われるのが通常ですが
この保険の場合は、建築を請け負った又は販売を行った業者に支払われます。
但し、責任を負う主体への支払いということで20%のペナルティがあります。
要約すると、補修に必要な費用の80%しか支払われません。
しかし万が一事故発生の時点で、建築請負会社または販売会社が存在しなかった場合は
どうなるのでしょう。
その場合は建物所有者の口座に、規定の免責金額10万円を差し引いた
必用費用の100%が直接支払われます。
また、建物所有者が宅地建物取引業者である場合を除いて、
建築会社または販売会社の故意過失でその障害が発生した場合も
その対象会社が倒産している場合に限って支払われます。
中々ユニークなシステムの保険ですが、
大きな財産を取得する上では是非とも活用をお勧めする保険です。
首藤でした。