こんにちは首藤です。
梅雨明けも間近でしょうか、天気予報図に晴れマークが多く見受けられます。
今日は住宅ローン減税の現状について少し述べたいと思います。
基本の知識として、最大13年間、年末のローン残高の0.7%を
所得税額(減税額に届かない場合は住民税も)から控除する制度です。
ここまでは、住まいのご計画をお持ちの方は認識されています。
しかしながら、ローン残高の全てが減税の対象にはならないことまでご存知の方は
少ないようです。
実はローンの借入残高がいくらであろうと、計画している建物のランク?によって
減税対象としてくれる残高に制限があります。
すなわち、対象ローン残高は建物の性能によって区別されています。
今年中に入居予定の新築住宅の場合、次の4つのランクに分けられます。
- 1.減税対象ローン残高5,000万まで(長期優良住宅・低炭素住宅)
- 2. 〃 4,500万まで(ZEH水準省エネ住宅)
- 3. 〃 4,000万まで(省エネ基準適合住宅)
- 4. 〃 3,000万まで(その他の住宅)
そして来年入居予定となると、対象金額は大きく減額されます。
例えば
- 1.のランク住宅は500万減の4,500万に
- 2.のランク住宅は1,000万減額の3,500万に
- 3.のランク住宅も1,000万減額の3,000万に
- 4.のランクの住宅に至っては0万となり一切の控除が無くなります。
すなわち、昔ながらのやり方で大工さんに建ててもらう住宅は、
来年以降は一切のローン減税が受けられないこととなります。
U-artで建築している建物は、現在、省エネ基準適合住宅を標準としています。
そして来年からは、この省エネ基準適合住宅が標準住宅として扱われます。
1.~4.のランクの内訳と詳細は次回に述べたいと思います。
首藤でした。